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書籍「バイコン~パサパサのコンクリートを振動で流動化して締め固める」桜井次郎著

1998年に東海大学出版会から出版された本書は既に絶版となっていますが、弊社に1部保存されています。
  http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA3525185X#anc-library

<「バイコン(VICON)とは?>
  ⓵細砂から砂利の範囲にわたり最適な粒度を分布させて高い密度に調整された骨材を用い ⓶水/セメント比38%以下の超固練り状態で ⓷振動(Vibration)と圧縮(Compaction)により締め固められたコンクリートを桜井次郎(*)は、「VICON(Vibro-Flux Compaction Technology for Extremely High Consistent Concrete=バイコン)」と命名し、この間、60歳を過ぎて工学博士号を取得するなど、終生バイコンの研究に身を捧げ、コンクリート業界の発展に寄与しました。
 世の中に、即時脱型コンクリートは数多ありますが、上記の3つの条件を備えないコンクリートは、「即脱コンクリート」とは呼ばれても「バイコン」とは認められません。
 詳しくは、全国バイコン協会のサイトをご覧ください。http://vicon-japan.jp/vicon.html

*桜井次郎略歴:1926年静岡市に生まれる。1947年東海科学専門学校(現東海大学)機械科を卒業後、桜井建材産業に入社。同社取締役副社長を経て1997年退職。その後も同社顧問を務めつつコンクリートおよび製造装置などの研究を続ける。この間、静岡県知事賞、科学技術庁長官賞、黄綬褒章など受賞し、また60歳を過ぎて工学博士号を取得するなど、その生涯にわたりコンクリートの研究を通じ業界発展に尽くした。